婚姻届の「証人」はどうやって選ぶ?証人の条件と書き方、注意点
2023.1.24

婚姻届を記入する上で、自分たちだけで対応できないのが「証人欄」です。
証人欄は人にお願いする必要がありますので、誰にお願いするかあらかじめ考えておきましょう。
証人の選び方、書き方や必要な印鑑なども解説していきましょう。
証人選びの条件とは?
婚姻届における「証人」とは、結婚するふたりを認める存在のことで、婚姻届を提出する際に必ず署名と印が必要になります。
婚姻届を提出する際には、20歳以上の証人を必ず2名立てなければいけません。
ひとりだけだったり、署名や印鑑がなかったりすると、婚姻届そのものが受理されませんので注意しましょう。
証人になる人は、婚姻を認める人なら友人やビジネス関係の人、親族などどのような人でも構いません。
20歳以上なら国籍や性別は構わず、夫・妻のどちらの知り合いでも、またどちらか片方だけの知り合いでもよいとされています。
夫婦に証人を頼み、一人ずつ署名と印をしてもらって「二人の証人のサインを得た」とすることもできます。
ただしその場合、どちらも同じ苗字で同じ印鑑を二つ押すことになり、印鑑の効力がないと考えられてしまう可能性があります。
そのため、夫婦で別の印鑑を用意してもらうようにしましょう。
国籍についても特に指定はありませんが、その際には書き方に注意が必要です。
名前を書く際には、カタカナと欧文の両方でフルネームを省略せず記載します。
そのときにはファミリーネーム、ファーストネーム、ミドルネームのすべてを記入します。
生年月日は西暦で記載し、住所は住民登録している場所の住所を書いてください。
本籍欄には「中華人民共和国」、「アメリカ合衆国」というように国籍を日本語で書きます。
外国籍の場合には印鑑を持たないため、押印は不要です。
場合によっては、日本語の記載が難しいこともあるかもしれませんが、どれも代筆はできませんので注意してください。
証人は誰に頼むのが一般的?
実際に、婚姻届を提出するにあたって証人を頼んだ相手には、親や兄弟のような親族が多い傾向にあります。
親族には、結婚前の段階で挨拶をしているためその流れで婚姻届も頼みやすいためと考えられます。
戸籍に関連するからこそ、親などに依頼する人も多いようですね。
新郎と新婦、それぞれの父に署名・印鑑の押印をお願いすることによって、両家の節目とするケースもあるようです。
そのほかに、親しい友人や職場でお世話になっている上司へ依頼するという人も少なくありません。
特に、自分たちのあいだをつないでくれた友人がいるのであれば、お願いしてみるのもよいでしょう。
証人のお願いする際のポイント
証人欄の内容に不足があった場合には、書き直してもらわなければいけません。
手間をとらせないためにも、証人になってもらう相手には、あかじめ記載内容を確認しておくとよいでしょう。
例えば、名前や生年月日、住所のほかに「本籍」欄もあります。
戸籍に記載されている本籍地を書かなければならず、人によっては本籍地を事前に確認しないとわからないということもあるでしょうから、事前に伝えておきましょう。
また、印鑑も用意してもらわなければいけません。
基本的には認印でも実印でも構いませんが、シャチハタは避けましょう。
押印が薄かったり、逆さまになってしまったときには、二重線での訂正と押し直しをしてください。
また、不備があった際に何度も証人と会って、そのたび書き直してもらうには都度スケジュールをあわさなければいけません。
お互い忙しい中で何度も手直ししてもらうのが難しいように感じる場合には、欄外に「捨印」を押してもらいましょう。
捨印とは、証人がその場にいなくても訂正できるようになるという役割を持つしるしです。
証人にはお礼が必要?
証人になってもらった相手へは、お礼をするケース、しないケースがあります。
両親や兄弟など身近な人にお願いしたときには、あらためてお礼をすることはない傾向にあるようです。
ただし、職場の上司など目上の人に証人をお願いしたときにお礼をすることがあるようです。
「おかげさまで、無事入籍できました」という挨拶も兼ねて、手土産を渡すなど簡単なお礼をすると丁寧な印象になるでしょう。
まとめ
婚姻届の証人欄は、きちんと過不足なく記載しなければ婚姻届そのものが受理されません。
そのため20歳以上の証人二名に必ず協力してもらい、署名や住所などを書いてもらいましょう。
本籍地の記載が必要だったり、外国籍の人の場合注意が必要だったりするので、事前に相手に書いてほしい内容を伝えておく気遣いも大切ですよ。
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ル・センティフォーリア大阪
「ル・センティフォーリア大阪」は、東証スタンダード上場企業(コード番号:3607)の株式会社クラウディアホールディングス・株式会社クラウディアコスチュームサービスが運営する結婚式場で、結婚に関連する様々なコラムを皆様にお届けしております。
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