婚姻届のミスはどうしたらいい？修正液は使える？正しい訂正方法とは 大阪・梅田の結婚式場なら ル・センティフォーリア大阪【公式】

2人が夫婦であることを正式に認めてもらうために必要な「婚姻届」は、記入にあたって緊張してしまうこともあるのではないでしょうか？
その結果、つい書き間違えてしまうこともあるでしょう。
婚姻届を訂正するときには注意しなければならない点もあるため、どのように訂正すればよいのか確認していきましょう。

婚姻届を間違えてしまったとき、受理してもらえる？

婚姻届は、書き間違えた状態では受理ができません。
正式な記載を求められる公文書のため、間違いの内容が見つかると役所から直してもらうように指摘されるでしょう。

婚約届では特に、普段は簡略して書いている部分も正式に記載しなければいけません。
旧字体など普段書き慣れていない部分があるときには、しっかり書いたつもりでも書き損じてしまうことは決してめずらしくありません。

婚姻届けは役所があいていれば基本的には365日24時間提出できますが、夜間の窓口に提出したときなどは、訂正部分の連絡が翌日以降となることもあるでしょう。
その際には、一度受け取りふたたび書き直す必要がでてきます。

「入籍日を必ずこの日にしたい！」というようなケースでは、時間に余裕をもって提出することをおすすめします。

婚姻届を訂正するときの注意点

婚姻届では、たとえ間違えてしまった部分があったとしても修正液や修正テープを使ってはいけません。
一か所でも修正液や修正テープを使ってしまった婚姻届は受理されませんので、十分注意してください。
間違えて修正液や修正テープを使ってしまったときには、役所の方へ正直に申し出てください。
直した部分には、さらに上から二重線・訂正印で訂正する必要があります。
ただし場合によっては婚姻届を書き直して再提出するように指示されるケースもあります。

また、婚姻届の修正では、印鑑を使うのが一般的です。
詳しくは後述していきますので、参考にしてくださいね。
ちなみにこのとき使う印鑑は、記入する氏名にあわせて旧姓のものを用意してください。

婚姻届で書き損じをしてしまったときの訂正方法

もし、婚姻届けの内容に書き損じがあったとしても、指摘を受けてきちんと訂正しておけば問題ありません。
指摘箇所をしっかり直せば、その日のうちに再提出し、受理してもらえるでしょう。
そのとき、訂正方法は役所側から指摘されますのでその方法に従って、正しい訂正方法を意識してください。

まずは、間違っている部分を二重線で消します。
正しい内容は、同じ欄の中の空いている部分に記載しましょう。
さらに「届出人欄」に押したものと同じ印を、婚姻届書の欄外、左側に押します。
たいていの場合、欄内の間違ってしまった部分への押印は不要とされます。

婚姻届の欄外には、訂正印を押すための枠が用意されていることもあります。
その場合は枠内に印を押し、枠がなければ欄外の真ん中あたりに押しましょう。

ちなみに証人欄に間違いがあったときにも、訂正の仕方は同じです。
そのため、証人欄の欄外の右側に、証人二人の「捨印」をあらかじめ押印してもらうことをおすすめします。
証人による捨印があれば、わざわざ証人にもう一度会って訂正してもらわなくてもよくなるため、訂正もスムーズに進められます。

捨印とは？

欄外に押す印鑑は、「捨印」と呼ばれています。
捨印は、公文書や契約書などの公的な書類を作成するときに、間違ってしまった部分を訂正するために必要になります。

本来公的な書類では小さな間違いでもその都度訂正印を押さなければいけませんが、書類の欄外に捨印があれば、いちいち訂正印を用意する必要がありません。
押印をしておけば、書類を提出したあとに間違いがあった場合に役所側が訂正することを認めることができます。
捨印があれば、提出義に訂正箇所があったときにも役所側が適宜直せるので、婚姻届を戻す手間がありません。

ちなみに、捨印として使える印鑑は、実印のようにすでに役所へ登録している印鑑に限りません。
銀行印や認印であっても、問題なく使うことができますよ。

ただし、いわゆる「シャチハタ」のようなゴム印は拒否されてしまいます。
シャチハタはその性質上、変形しやすく印影が変化してしまうこともめずらしくないため、婚姻届のような書類には使えないのです。
手間を省くために用意した捨印が使えず、かえって手間取ってしまった……という状態にならないように、あらかじめ朱肉を使う印鑑を用意しておきましょう。

まとめ

婚姻届は大事な書類のため「間違えないように……」と強く意識する人も多いと思いますが、そんなかでもやはり書き損じてしまうこともあるでしょう。
その際は慌てずに、修正液や修正テープを使わない正しい方法で修正してください。
捨印を用意していれば間違っていた部分も直してもらえますが、捨印に使える印鑑にも種類があるので注意しましょう。