結婚するとお金がもらえる？「結婚新生活支援事業費補助金」の基礎知識 大阪・梅田の結婚式場なら ル・センティフォーリア大阪【公式】

結婚やそれにともなう新生活は、なにかと出費がかさみお金がかかってしまうものですよね。

そんなとき、サポートとなる補助金を受け取れる可能性があるのをご存知ですか？

知らないと損をしてしまう「結婚新生活支援事業費補助金」について解説していきましょう。

（記事作成時、2022年4月の情報です）

「結婚新生活支援事業費補助金」とは？

結婚新生活支援事業とは、その名の通り結婚を機に新生活を送る人を支援する目的の補助金です。

これは内閣府が、地域少子化対策の一環としてはじめた制度です。

結婚や新生活には、どうしてもお金がかかってしまうもの。

そのため結婚の意思があってもなかなか結婚に踏み切れない人もおり、結婚のタイミングを逃したことで妊娠・出産をあきらめる……という話になれば結果少子化へつながってしまいます。

そこで、結婚を希望する人に対して希望の年齢で結婚できるよう、経済的負担の削減につながる費用を支援してもらえるこの制度が役立っています。

内閣府による制度ではありますが、申請等はそれぞれの自治体で行われます。

自治体によっては結婚新生活支援事業の窓口がない場合もありますが、その際は受け取ることができません。

必ず、結婚新生活支援事業費補助金の対象であることをあらかじめ確認しておきましょう。

また、申請前には婚姻届を提出している必要がありますので、その点も注意が必要です。

結婚新生活支援事業費補助金を受給できる条件は？

結婚新生活支援事業費補助金を受け取るには、あらかじめ定められている条件を満たしている必要があります。

2021年4月以降には、従来の条件から年齢や補助上限額といった一部が緩和されました。

現在は「婚姻日時点の年齢が夫婦ともに39歳以下」の世帯が対象となっています。

また、夫婦の所得を合算した上で400万円未満の世帯であることが条件です。

世帯収入を計算するにあたって現在奨学金を返還しているのであれば、奨学金の年間返済額が控除となりますのであわせて計算してみましょう。

詳細はコースによっても違い、一般コースの上限金額は1世帯あたり30万円とされています。

都道府県主導型市町村連携コースの場合29歳以下であれば、1世帯あたり60万円です。

30歳以上39歳以下は1世帯あたり30万円となります。

どちらのコースが利用できるかは自治体によって異なるため、まずは問い合わせてみてください。

申請後は、申請年度内に新居や引越しの支払いが完了していなければいけません。

計画的に準備を進めていきましょう。

その他の条件として、結婚新生活支援事業費補助金を受けるのがはじめてであるという点にも注意が必要です。

過去に同じ補助金の受給経験があると無効となりますので、注意してください。

結婚新生活支援事業費補助金はなにに使える？

この補助金は、結婚新生活支援だからと言って結婚にまつわるあらゆる出費や、結婚式の費用に使えるのかと言えばそうではありません。

結婚新生活支援事業費補助金は、「新居の住宅費」や「引越し費用」が補助対象になります。

具体的には、結婚にともなって新居を購入する場合の費用、家賃、敷金・礼金、共益費、仲介手数料などが対象です。

さらに、結婚にあたって新居へ引越しするとき、引越し業者、運送業者に支払った費用も対象に含まれます。

しかし「レンタカーを借りて自分で引っ越しをした」というケースでのレンタカー費用や、引っ越しに際して新しく買った製品の費用、不用品を処分するためにかかった費用などは含まれません。

くわしくは、申請時に確認するとよいでしょう。

結婚新生活支援事業費補助金の申請方法

申請にあたっては、それぞれの自治体の窓口へ必要書類や申請用紙を提出してください。

その際には、結婚をしたことを証明する資料が必要になります。

結婚届受理証明書、入籍後の戸籍謄本、住民票の写し、所得証明書などが必要となるため、あらかじめ用意しておくとスムーズでしょう。

申請書は、自治体ごとにフォーマットが違います。

自治体によってはサイトから申請書をダウンロードし、記入できる場合もありますので確認してみてください。

最後に、申請する引っ越し費用や居住費を確認できるものを提出します。

領収書類は必ず大切に保管しておきましょう。

その他、自治体ごとに必要書類や条件が異なる可能性もあるため、あらかじめ調べておくとよいでしょう。

まとめ

結婚と言うと「お金が必要」とイメージする人も多く、「まだ金銭的な余裕がないから、結婚は先になりそう」と考えてしまうこともあるかもしれません。

しかし、今回ご紹介した便利な制度を活用すれば結婚がさらに身近に感じられるでしょう。

制度の利用で浮いたお金を指輪や新婚旅行、新しい家具や家電に回しながら、素敵な新生活をスタートしてみてはいかがでしょうか？